杉本法務司法書士事務所

2016/08/06

相続不動産ってどう評価するの？

　相続税に最も大きな影響を与える財産のひとつが不動産です。不動産の財産価値が高ければ高いほど相続税の負担も大きくなるようになっています。ですから、相続税は不動産の価値、評価方法によって大きく変わってしまうことがあります。

　では、不動産は誰がどのように評価するのでしょうか。

　一般的には、不動産の評価は税理士が路線価を使って算出します。路線価は税務署で調べることができます。

　ただし、不動産は個別性の非常に高い財産ですから、これだけでは適正な不動産価格は出せません。それに、相続税申告に慣れていない税理士もいて、その土地評価が適正ではないことがあるのです。

　ですから、不動産の評価に不安がある場合は、不動産鑑定士に評価をお願いするのもひとつの方法です。不動産鑑定士とは、不動産の実勢価格を算出するプロフェッショナルですから、土地評価を依頼すれば、その不動産を様々な角度から正確に評価をしてくれます。路線価と面積だけの大雑把な数式ではなく、その不動産を個別的に評価してくれます。そうすると、税理士の評価とは大きく異なる金額で評価額を算出してもらえるかもしれません。